二輪用 レーシング

誤ったタイヤの選択や、レース前に見逃してしまうスローリーク、不適正なタイヤの空気圧などは、レースでの敗北や車両の破損、ドライバー自身の危険につながります。

タイヤウォッチレーシングを使用することで、タイヤの空気圧と温度をリアルタイムで管理、記録することができます。

システムは、リムの既存のバルブ位置に取り付ける4つのセンサー(発信機)から構成されます。センサーは、各タイヤの空気圧と温度を継続的に測定し、そのデータをRF波によって、車両内部の小型レシーバーモジュール(受信機)およびCANまたはアナログ接続のメイン受信機に送信します。RF波によるデータの送信は、システムが車両の加速を検知すると、即座に自動的に開始されます。
RCUは、システムの専用ソフトウェアインターフェース上でセンサー位置の初期設定が完了すると、タイヤの位置を変更した場合も、自動で位置を認識します。専用のトリガーツールを使用することで、システムをオフにすることができ、バッテリーの寿命を延ばすことができます。

  •  初期設定完了後、自動でタイヤの位置を認識
  •  1秒に1回データを送信 (1Hz)
  •  RF / LFテクノロジー
  •  高温耐久電池
  •  軽量で丈夫な素材

タイヤウォッチレーシングは、ドライビングの効率・精度を向上させます。取付、設定は容易であり、耐久レースやラリーなどで広く使用されているモデルです。

パフォーマンスと安全性の向上

  •  各タイヤの正確な空気圧、温度情報を得ることにより、チームの車両の操作性を最大限に発揮することが可能
  •  車両側の計器やコックピットに取り付ける専用ディスプレイにより、スローリークやパンクをリアルタイムに検知
  •  空気圧、温度の設定値は、ユーザー任意で設定が可能
  •  独自のプロトコルにより、機密性の高いデータ(自チームのセンサー情報を他チームは受信できず、他チームの情報を自チームは受信できない)
  •  過酷な環境下での使用に耐える設計

ホイールユニットセンサー

ホイールユニットセンサーは、空気圧、温度、加速度センサーを内蔵しています。RF波によるデータ発信は、車両の加速を検知することにより、すぐに開始されます。データ発信の頻度は、以下のモードにより、それぞれ異なります。

  •  スリーピングモード:停車時 – データ送信なし
  •  パドックモード:停車時 – トリガーツール(LF波での指示)により、センサーが起動 – 20秒に1回
  •  ドライビングモード:走行時 – 1秒に1回

センサーのタイプは、8.5mmバルブ用と11.5mmバルブ用の二種類があります。ご使用中のリムに合うセンサーのタイプについては、当社にお問合せください。

レシーバー (RCU)

レシーバーは、センサーから送信された情報(リアルタイム送信)を受信し、アナログまたはCANバス経由で、データロガーに送信します。チームは、専用ソフトウェアのインターフェース(最大64輪まで対応)により、各センサーの車両上の位置を設定します。設定後、RCUは、タイヤの位置を変更した場合にも、正しいタイヤの情報を検知し、記録します。
レース中、各タイヤに異常が生じた場合には、車両側のシステムを通じ、チームはその異常を認識することができます。レース終了後、空気圧と温度のデータを得ることができ、エンジニアはそれを分析し、タイヤのパフォーマンスについて理解を深めることができます。

ディスプレイ

ディスプレイにより、車両を起動させるメカニックは、2つのタイヤの空気圧、温度を知ることができます。また、メカニックは、車両がパドックに戻ってきたらすぐに、バルブに触れることなく、各タイヤの空気圧と温度のクイックチェックや調整をすることができます。
また、ディスプレイをコックピットに取り付けることにより、ドライバーが即座に異常を知ることができ、致命的な状況になる前にピットに戻ることができます。
さらに、2つのタイヤの値が同時にディスプレイ上に表示されるため、ドライバーはピットで整備されたタイヤの状態をすぐに知ることができます。ドライバーは、受信する情報に合わせ、自身のドライビングを調整することができます。

パドックサーベイ

保管中やヒーティング中のタイヤのスローリークの分析やパンクの予防により、異常があるタイヤの車両への取り付けを避けることができます。
タイヤの空気圧、温度情報は、専用ソフトウェアをインストールしたPCに集約されます。これにより、タイヤの管理者は、テントを開けずに(熱を逃がすことなく)対策を行うことができます(時間の短縮)。

トリガーツール

トリガーツールは、以下のタイヤ情報を即座に読み取ることができる検査用ツールです。

  •  センサーのID
  •  タイヤ内部の空気圧、温度
  •  センサーのバッテリー残量

トリガーツールは、LF波(低周波)の指示をセンサーに送り、センサーはその指示に反応し、RF波によって上記の情報を送信します。
センサーの電子部品は、非常に丈夫で、衝撃に耐えるプラスティック本体の中に統合されています。